2016年5月31日火曜日

熊越で勉強

スタッフの昆です。

昨日は、熊越の滝でネイチャーガイドの勉強をしてきました。
熊越の滝は知床横断道路沿いにある遊歩道の入り口から
森を散策して見る事ができるスポットです。



森はヒグマと出会うことが多い場所なので、
時折手をたたき大声出してヒグマにこちらの存在を知らせて遭遇を回避しつつ進むのですよ。

散策では社長に様々な植物について教わりました。



この青い花はエゾエンゴサク。
雪解けと共に咲く花で、残念ながらそろそろシーズンが終了して枯れるんだそうです...
写真のキレイな楕円形が葉っぱですが、
真ん丸な葉っぱもあったりして色んなバリエーションがあるのだとか。



こちらはネコノメソウという名前。

果実の割れた様子が昼間の猫の目に見えることからつけられた名前だそうです。
中央をよ~く見ると黄色い小さな花が咲いていますね。

植物だけでなく様々な鳥の声や姿を見る事が出来る鳥好きにはたまらない場所なんですよ。
写真は撮れなかったんですけどカワガラスという黒茶の小鳥に出会うことが出来ました。
いずれ写真に納めて皆さんにも見せてあげたいですね。


知床らうすリンクルではこのような森歩きとシャチやクジラなどを観察できる
ホエールウォッチングがセットになった知床羅臼大自然満喫ツアーというものがあります。
参加お待ちしております。羅臼にハマること間違いなし!

2016年5月30日月曜日

羅臼を堪能しました!

どうも!スタッフの昆です。

本日はアメリカとスイスからのお客様で、市場競り見学&昆布倉庫見学、さらに濱田商店さんで加工体験をして自分のランチを作るという濃厚なツアーを行いました!

市場ではトキシラズやケガニなど水産物の種類の多さや競りの活気に満ちた様子を真剣ながら楽しそうにカメラに収めていました。






昆布倉庫では羅臼昆布と他地域で採れる昆布の食べ比べもして、羅臼昆布のもつ濃厚な味わいを体験してもらいました。




また見学では昆布漁師さんが使う道具や羅臼昆布ができるまでの過程も学ぶことができますよ。
皆さんも関心していたこの昆布倉庫は多いときは全部10億円の価値の昆布がしまわれているすごい場所なんですよ。




写真は最高級の昆布となっております。これらの昆布は高級旅館や料亭のだし昆布として使われます。
皆さんも昆布の世界に引き込まれていました。

お昼は、ホタテや鮭のお刺身つくりや、市場でも見たトキシラズを濱田商店で捌くのを見学し、
おいしい海鮮丼作りを楽しんでいただきましたよ!





来年もぜひ参加したいと言ってくれました。
英語でガイドできるように頑張らないと......

2016年5月29日日曜日

いつも賑やか羅臼市場!

【市場の魚紹介シリーズ】

スタッフの昆です。

羅臼市場では行くたびに様々な魚が水揚げされています。
大きさやいろんな形の生き物を観察できて、楽しいです♪
また時には思いがけない光景に遭遇することも…
そんな市場で見られる生き物の一部を紹介しますね。


これはトキシラズ。このブログでも何回か紹介しましたね。
続々と揚がってきています。



こちらはエゾメバル。地元ではガヤとも呼ばれている魚です。



こちらはトクビレという名前の魚。変わった姿をしていますね。
いずれ機会があれば当ブログでも詳しく紹介したいと思っています。




さらに昨日はこんな場面にも遭遇しましたよ!


ミズダコです。地面を這っております(笑)
市場ではこのように脱走している姿がたびたび目撃されています。(笑)
リンクルのFacebookでは脱走の様子を動画でアップしているのでそちらもぜひ見てください!
Facebookはこちらから

これからも市場で見た魚たちをどしどし載せていきますね!
市場競り見学ツアーではこうした個性豊かな面々にあうことが出来ます!参加お待ちしています(^^;

2016年5月27日金曜日

海の狼

スタッフの昆です。

【市場の魚紹介シリーズ】

本日はオオカミウオという魚を紹介します。



特徴はなんといっても名前のとおりの恐い顔!

大きいものは1メートル近くにもなることも!
北の海ならではの魚で、一般では流通しておらず、主に地元などで消費される魚です。

中でも目を引くのが何本も並んだ鋭い牙です。



この鋭い牙を使って獲物の巻き貝やカニの殻をかみ砕きます!

そんな魚を水揚げする漁師さんはホントすごいなぁ~。

そんなオオカミウオは料理では和食よりもムニエルやフライと言った洋食の方が美味しくなる魚だそうです。意外ですね!

僕も機会があればムニエルにして食べてみたいものです!

このような怪魚にも会える市場競り見学にもぜひ参加してみてくださいね!

2016年5月26日木曜日

華麗なカレイたち

スタッフの昆です。

近頃、市場に行くとトキシラズをよく見かけます。川に遡上前の若く脂がのって美味しいサケです。



皆さん羅臼とい言えばサケやホッケなどの魚を思い浮かべると思いますが、カレイも多く漁獲されて市場でもよく見かけるなじみ深い魚なんですよ。
マガレイ、スナガレイ、ソウハチガレイと様々な種類のカレイが獲れますが、その中には何種類か変わったカレイもいます。

まずはコチラのカレイ。





サメガレイという名前です。表面がイボ状でザラザラしてサメ肌をしているのが由来です。

ちなみにこちらが裏側です。



グロテスクな色合いでとても同じ種類とは思いませんね...

サメガレイは一般的な知名度ではマイナーですが、煮つけにすると身がホクホクしてとても美味し
い魚です!
でも脂が多い魚で美味しいからと食べ過ぎるとお腹を壊すので食べる機会があったら気を付けましょう!


続いてはオヒョウという魚です。(写真の真っ白な部分が裏側です。)



でかい!!

大きいものは2~3メートルにもなるカレイの仲間では最大の大きさになります。


仲買人さんの話では昔はもっと大きいものが獲れていて、これでもまだまだ小さい方だそうです。

比較でこんな写真も。



超デカい!!!

社長と比較すると一目瞭然ですね!!このサイズでは家庭では手に負えないですよね(笑)
こんなサイズのオヒョウにあってみたいですね。



市場に行くと色々な発見や出会いがあります!
らうすリンクルでは市場の競り見学ツアーも行ってます。

ぜひ!参加して見てください(^-^;

2016年5月24日火曜日

羅臼のご近所さん

スタッフの昆です。

今日は羅臼町民にとって身近な鳥を紹介しますね。
オオセグロカモメという嘴の先と足が赤い、黒っぽいグレーの背中が特徴のカモメです。
漁業者さんはゴメと呼んでおりますね。

カモメの仲間では日本最大で、関東以南は冬鳥ですが北海道では一年中見る事が出来ます。
町中に数多く棲み、屋根でくつろいでいたり、漁師の船から出たおこぼれの魚を食べていたり
私たち羅臼町民にとってはとても身近な鳥です。



これからの季節は彼らの繁殖シーズンなので巣をつくり子育てする姿や
また、茶色っぽい羽の幼鳥も見ることができます。
知床岬ヒグマクルーズでも、観音岩やメガネ岩付近の岩場で群れている姿を観察できます。


注意してほしいのが、道を歩いているとカモメから落とされたフンが当たることもあります。
フンはと~てっも魚臭くなかなか匂いがとれません!
僕も先日、家を出た直後に頭に直撃して酷い目に遭いました...(泣)
皆さんも上空には十分にお気を付けくださいね。


2016年5月23日月曜日

羅臼町に春が来た(^^♪

スタッフの昆です。
羅臼では今の季節桜がさいており 、今日誠諦寺に 行ったらすでに満開になってました!



ここ最近いい陽気が続いていたので蕾がいっせいに開いたのでしょう!



ソメイヨシノとはまた違った山桜ならではの美しさと風情がありますね。



羅臼にも春が来たと実感できる光景です。
花から花へマルハナバチが行き来していてこれまた春を感じさせるものでした。
夜にはライトアップもされて、夜桜を楽しむことが出来ます。
ライトアップは午後9時までやっています。


さらに私事なのですが、僕のらうすリンクルの制服が届きました。
色合いとデザインがオシャレでとっても気に入ってます!
この制服を着てより一層精進していきます!!



2016年5月22日日曜日

ガイド始めました!

スタッフの昆です。 

5月20日の午前中はヒグマクルーズでした。晴れで波もベタ 凪のいい天気になりました。 この日は僕がガイドとして船に乗った、記念すべき第一回目の日でした!!





ものすごく緊張しましたが、サポートとして乗った社長やウニ漁もやっている 当クルーズの船頭の浜田さん(写真の真ん中のカッコイイお方)の助けを借りること で、拙いながらも何とか無事ツアーをすることが出来ました。温かく見守ってく れたお客さまも本当にありがとうございました。
 
これからも私がガイドを行うことがあります。
まだまだ社会人としてもガイドとしても未熟ですが、皆さんが楽しんでクルージングできるように励みます!!

このクルーズではヒグマ、キタキツネ、オジロワシ ,ウトウ、ウミウ、ヒメウ、シノリガモ、イワツバメ、ユリカモメ等が見られました。 
赤岩では干潮で引いた海岸でエサを探している金毛の兄弟ヒグマ2頭に出会いました。





ヒグマを刺激しないようしながら、ここまで近づけるのも小型ボートならではです!

ヒグマは個体によってバリエーションがあって写真のように金毛の者もいれば銀色に近い白っぽい毛が混じったヒグマもいるんですよ。

皆さんもクルーズに参加する際はそういったヒグマの個性にも注目して見ると新しい発見もあって楽しいですよ!

2016年5月20日金曜日

見返りヒグマとササキさん

スタッフの昆です。

昨日はヒグマクルーズを午前5時と午前10時二本出航いたしました。
冷たい海風の中乗っていただいたお客様、ありがとうございました!

昨日見られた生き物は、ヒグマ、キタキツネ、イワツバメ、ウトウ、ウミウ、オ
オセグロカモメ、オジロワシ、シノリガモ、ヒメウなどです。

特にヒグマはゆっくり観察することができました。
もちろん、ヒグマにプレッシャーをかけないように距離をとっていますが
小型ボートだからこその近さで観察することができます。
皆さんも夢中でシャッター切っております(^^;)
帰りには見返り美ヒグマにも会うことが出来ました。



さらに昨日はこんな出会いがありました!




この水面に浮かんでいるものは、ササキテカギイカという名前のイカです。
普段は水深の深い場所に住んでいて 
産卵の時期になると昆布の生い茂る浅瀬にやってくるのです。
写真を見ると足の間に黒っぽい膜が見えますが、これは膜状の卵です。
このイカは、子どもが孵化するまで親が卵を面倒見るという生態なのです。
孵化が終わった後、親イカは力尽きて、カモメなど他の生き物の糧になります。
写真のイカもすでに死んだ後で あちこちに海鳥につつかれた跡がありました。
孵化した子イカは昆布の森で暮らし、成長すると深い海に移り住むと言われてます。

このような生き物それぞれの生き方や彼らとの出会い、生きる環境をも考えるクルーズ
それが「知床岬ヒグマボートクルーズ」なのだと、毎回感じることができます。

2016年5月17日火曜日

トキシラズ


スタッフの昆です。

今日のお昼ごはんでトキシラズの焼き鮭を食べました。
トキシラズは 秋に遡上するサケと種類は同じシロザケですが、
春に獲れることで「時不知(ときしらず)」と呼ばれています。
秋に遡上する前の若いサケなので身に脂がのって非常に美味しいサケです。

羅臼では5月上旬から漁が始まり、現在、市場の競り見学でもまだ少し小ぶりですが、揚がりはじめています。
市場ではトキサケとも呼ばれています。









先に言った通り、トキシラズは若いサケで成熟した秋サケよりも鱗がやわらかく綺麗な輝きを放っています。
これがトキシラズの特徴の一つです。







皆さんも市場競り見学で確かめてください。
そしてそのあとは、美味しさを舌でぜひ確かめてください!

おすすめは濱田商店さんのトキシラズ定食!




想像してたらお腹が鳴ってしまいました…
あー!食べたい!!

丸魚 濱田商店HP
http://rausu.co.jp/

2016年5月16日月曜日

シノリガモという海鳥

スタッフの昆です。

知床らうすリンクルでは現在、「知床岬ヒグマボートクルーズ」を行ってます。
このツアーではヒグマ発見率がとても高く、高確率で見ることができます!

名前の通りメインはヒグマですが、当クルーズでは他にも珍しい動物を見る事が出来るんですよ!今日は今の季節よく見られるこちらの鳥を紹介しますね。


名前はシノリガモ。写真の左側の派手な模様がオス、右側の地味な模様のがメスです。




カモの仲間ってオスが綺麗なものが多いんですよね。
ヒグマクルーズでは、集団で海面に浮かんでいる姿や飛んでいる姿、岩場で休息 している姿をよく見かけます。

英語では「Harlequin duck(ハーレクイン ダック)」と呼ばれていて、ハーレクインというのはイタリアの喜劇に登場する道化役の事で欧米の方たちは、その風貌から「ピエロガモ」と呼んでいるという訳なんですよ。特に欧米の人たちに人気のカモだそうで、その奇抜な姿が惹かれるのではないのでしょうか?


先日のクルーズでは陸上でですけど、シノリガモのレクチャーを行いました。
最初ということもあって、ちょっと緊張が顔に出ちゃってますね... (汗)




知床岬ヒグマボートクルーズは8月いっぱいまで行ってます!
知床岬の自然と野生動物、そこに生きる人の営みをご案内します!

2016年5月14日土曜日

遅い遅い開花



スタッフの昆です。


今日は羅臼の春を紹介したいと思います!

桜前線の最終地点、根室での開花が13日に発表されましたが、
羅臼ではどうなんだろうと見に行ったら…
咲いてました!!


羅臼本町にある誠諦寺の桜です。


エゾヤマザクラという名前のサクラです。






僕の出身の埼玉県はとっくに桜は散っちゃいましたが
羅臼ではまだ咲き始めたばかりなんです。


僕は桜前線を飛び越えてやってきた訳なんですよ (笑)


埼玉で見られる桜とはまた違う趣がありますね!





鮮やかなピンク色は青空と一緒だととても映えます!


蕾もすごく厚みあってギッシリ詰まっています!







満開は6月の初めごろそうですよ!


楽しみです(*^_^*)

羅臼にもようやく春の訪れです。

2016年5月13日金曜日

初めまして!!



初めまして!

5月1日から知床らうすリンクルでスタッフとして入りました昆純平です。

羅臼昆布と同じ昆です!


昆布のようにみんなから親しんでもらえるようになるのが目標です(笑)


出身は埼玉県の25歳です。今年の3月まで東京の専門学校で学んでいて


羅臼には去年研修で1か月間過ごしていました。


研修ではシャチやシマフクロウの姿や暮らし、


知床で自然と共に生きる人たちの暮らしを


目の当たりにしてこの土地に魅了されて


この度羅臼町で暮らすことになりました。


5月1日からウニ割りランチや岬クルーズにも同行して


早くも感動と驚きと学ぶ事の連続です!!


今日のクルーズでは合計で7頭のヒグマを見る事が出来ました。













写真のような変わり種にも会えるかもしれません(笑)

注:左の個体が私です。









2年間学校で学んだ事を活かしつつ、


知床の森と海の生き物たちや自然を糧にしている町、


そして外から来ていただいた人たちを繋げられるガイドが一 番の目標になっています!!


社長や真希子さんを始め関係者の皆さまにお世話になり、


苦労をかけることになるかもしれません。


その時はビシバシご指導をいただけると幸いです。


もちろんこちらも真剣に仕事をしつつ勉強していく所存です。


長文になりましたが


これからどうぞよろしくお願いします。

 【ブログ名を変更しました】

5月よりスタッフも増え新体制となったので、
これを機会に、
「ガイド菜生子の知床らうす゛Lincle”な日々」
から、
「知床らうすリンクルブログ」
へと変更しました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。


知床らうすリンクル
後藤菜生子