2014年4月30日水曜日

スプリングエフェメラルSpring ephemeral

あたたかい日差しに誘われて、小さな春の妖精たちが目を覚ましました。

エゾエンゴサク
 
 

エゾノリュウキンカ


キバナノアマナとエゾエンゴサク


ミズバショウ




羅臼異例の流氷が残る4月最終日ですが、
確実に春はやってきていることを教えてくれます。

流氷もお花も楽しめる羅臼で、みなさんのお越しをお待ちしております♪

2014年4月7日月曜日

いいとこどりバスツアー

4月5日(土)、4月6日(日)に行われた、羅臼町・知床羅臼町観光協会主催の
『知床羅臼いいとこどりバスツアー』のガイドをしてきました。


ツアーのメインは、途中まで進んでいる知床横断道路の除雪見学。


雪壁の向こうに、まだ流氷残る根室海峡と国後島。



他にも、北方領土元島民 野口さんの語り部ではジーンと涙が出そうに…。


生まれた国後島で3歳の嵐の夜、「脱走してきた」とおっしゃった言葉に、悔しい思いがにじんでいました。


羅臼漁業協同組合の「畜養施設」では、職員さんと昆布漁師 井田さんからホタテとマツカワの振舞い♪



「昆布倉庫」でも、井田さんのトークにはみなさん惹きつけられていました。

 

2歳のリサちゃんも、たっくさん羅臼昆布食べてくれました♡
 
 

ツアーの〆は、黄金出汁の特製海鮮汁。
心も体も温まります。

2014年4月3日木曜日

羅臼ならではな、季節の感じ方

「道ばたのタンポポが咲いてた」
「ヒバリが鳴き始めた」
あちこちから春の便りが届く中、

羅臼でもシーズンが始まろうとしています。
4/6から始まる、刺し網漁です。


これ、なんだかわかりますか?
分かる!というあなた、かなりの羅臼ツウですね!

羅臼の漁具で、竹ボンデンというものです。
この下に網が設置され、その位置を示すための標識です。
ボンデン(浮標)、よく見かけるのはプラスチックの丸い球だと思いますが、
羅臼で冬から春にかけて使うのは、この竹ボンデンなのです。

なぜ丸い球ボンデンじゃなくて、竹ボンデンなのか。

その理由はコレにあります。


そう、流氷です。
4/3現在、まだこんなに流氷があるのです。

丸い球だと、流氷によって浮きが沈んでしまいます。
設置すると直立する竹ボンデンは、流氷に押されても沈まないのです。

流氷がある海で漁をする、羅臼ならではの漁具がこの竹ボンデンなのです。


もうすぐ始まる漁に備えて、準備をする漁師さんたち。


丁寧な仕事。
先輩方に教わったり、見て覚えたりするそうで、
みなさん手慣れた手つきで作業されていました。


網を沈める重石。
これも独特な縄のかけ方がされています。


竹ボンデン。
それは、羅臼ならではの漁具。
そしてその光景は、羅臼ならではの季節を感じる一コマです。

豊漁と無事故を願った、冬と春の境目でした。


今回作業を見せていただいた、北翔丸と栄丸に乗る漁師さん、
ありがとうございました。